こんばんは、白土です。
本日は、シリーズでお届けしている
「ＦＸで勝利に導くメンタル」の
４回目をお送りいたします。
前回のブログでは、
「トレードを狂わす原因は、
体内に分泌された２つの化学物質。」
についてお伝えいたしました。
しかも、その化学物質は
一度分泌されたら体内に残るので、
「ある程度分解されるまで、
一旦トレードを休む事で、
コントロールが可能である」
という点をお伝えいたしました。
正直言うと、このルールさえ徹底できれば、
トレードにおけるメンタルの影響を
９９％抑える事が出来ます。
なぜそう言えるかというと、
「化学物質が出たらトレードせず、
化学物質が出ていない冷静な時だけトレードする」
訳ですから。
当然、ぶれないですよね笑
それ程効果が見込める方法だったので、
是非もう一度、腑に落としておいてください！
さて、今日は脳内で起きているメカニズムに、
さらに踏み込んで行きたいと思います。
前回「化学物質が出るから、ぶれる」
と話しましたが、
では、一体どのタイミングで
化学物質が分泌され始める
（＝メンタルがぶれ始める）のでしょうか？
というのも、ちょっと考えてみて下さい。
ＦＸの事を全く考えていない時、
まだ化学物質は分泌されていないですよね？
という事は、何もしないうちは
ぶれていなかった（化学物質は分泌されていなかった）
訳です。
では、一体いつからぶれはじめたのでしょう？
「分析しよう」と“思い始めた”時でしょうか？
チャートを見始めた時ですか？
分析を始めた時はどうですか？
ちなみに、この質問には正解はありません。
人によって違いが生じるので、
是非、“ご自分の感覚”を思い出しながら
想像して感じてみて下さい。
エントリーしようと“思った”時はどうですか？
エントリーした時は？
エントリーした後は？
含み益・含み損のピプスを見た時は？
含み益・含み損の値段を見た時は？
チャートが上がったり下がったりするのを見た時は？
勝った時の利益を想像した時は？
負けた時の損失を想像した時は？
含み益がみるみる増えるのを見た時は？
含み損がどんどん減るのを見た時は？
利確した時は？
損切りした時は？
利確した後、さらに思った方向へ動いた時は？
損切りした後、反転して思った方向へ動いた時は？
ご自身の感覚を思い出したときに、
どのタイミングでぶれはじめたか
（化学物質が出始めたか）
想像できましたか？
「確かに、このタイミングでぶれてる」
と感じたものがあったと思います。
逆に、
「全くぶれる感じはないなぁ」
というのもあると思います。
人によって反応するモノと
しないモノがありますし、
同じ人でも、場合によって反応したり、
しなかったりします。
では、
「なぜ、人によって、
（又は、同じ人でも場合によって、）
メンタルがぶれたり、
ぶれなかったりするのでしょうか？」
「何が、ぶれる、ぶれないを分けているのでしょうか？」
皆さまは、どう思われますか？
さて、ここが今日のポイントです。
実は、人は
「チャートを見ただけ」
「価格を見ただけ」
「利益や含み損の画像を見ただけ」
では、メンタルは全くぶれません！
（つまり、化学物質は放出されません）
人間の脳は、
「見る」「聞く」「感じる」といった、
五感で知覚したデータを取り入れた後、
そのデータの意味を解釈する為に、
過去のデータと照らし合わせる作業を
瞬時に行います。
その一瞬の照合作業の結果、
「危険が迫っている」
とか
「凄くプラスな出来事が起きそう」
とか
「凄くマイナスな出来事が起きそう」
といった、
「将来を揺るがす大きな出来事が起きそう」
と“解釈した”時に、
その出来事に全身が対応できるようにと、
化学物質が体内に放出されます。
良く、
「デモトレードでは全く感じないのに、
リアルトレードをするとぶれる」
と言われたりしますが、
「デモトレードで勝っても（負けても）、
将来を揺るがすことはない」
と“解釈する”ので、
化学物質は放出されません。
逆に、リアルトレードでは
「将来を揺るがす大きな出来事が起きそう」
と“解釈する”ので、
化学物質が体内に放出されます。
非常に単純な事なんですが、
「目の前で起きているデータを、
無意識のうちに“どう解釈しているか？”
が、
化学物質が出るか出ないかの
境目になります。
この“解釈”は、
パソコンでいう所の「プログラミング」、
動物でいう所の「本能」、
に当たる部分ですが、
パソコンも動物も、
プログラミングや本能を
自らの意思で書き換える事は出来ませんが、
人間の凄いところは、
この“解釈”を、
自分の意志で書き換える事が出来ます。
さらに言うと、
“解釈”が変われば、
“放出される化学物質”が変わり、
“放出される化学物質”が変われば、
“全身の反応”が変わり、
トレードは激変します。
この様に、ちょっとした違いで、
大きな変化を与えられる“解釈”ですが、
この“解釈”のメカニズムに関しては、
次回のブログで掘り下げていこうと思いますので、
楽しみにして下さい。
という訳で、本日のポイントは
「チャートや値動きを見ただけでは、
化学物質は放出されない。
“将来を揺るがす大きな出来事が起きそう”
と【解釈した】瞬間に、
化学物質が放出される」
でした。
本日も、最後までお読み頂き
ありがとうございました^^
