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今日もここへ来てくれた
あなたに感謝します。
asahiです。
目標ピプス。
FXをやっている人なら、どこかで聞いたことがあるフレーズだと思う。
「1日10ピプス」とか。
これは、諸刃の剣。
「1日5ピプスでいいんです！」
「そうすれば5✖️20営業日で1ヶ月100ピプス！」
私は、この1日〇〇ピプスという目標が好きではない。
なぜならFXは相場ありき。自分がどうこうしても相場は動かせないのだ。
1日の中でトレード出来ない日もある。
しかし、目標と掲げてしまうと、これは言葉の捉え方の違いだろうが
なんとかして目標は達成したい！
そのために最大限の努力をすべきだ！
と、多少の無理をしてでも5ピプスを取りにいこうとすることがある。
”目標”とは仮に達成出来なくても、そのために最大限の努力をしたかどうかが重要だ。
というような定義付けが組み込まれているので
達成できない＝自分が至らない
と、無意識でそう感じる。
努力をする、と言っても相場は動かせるもんじゃない。
1日1件の成約を取る！
とか
一ヶ月で5kg減量する！
といった目標は、そのために50件のアポをこなすとか、毎日30分ランニングするとか
自分さえ動かすことができればなんとか出来る目標だ。
何度も言うが、相場は動かせない。
勝っているポジションも、どこまで伸びるか？
それはわからないし、自分が動いても、祈っても、相場がどうこう応えてくれるわけではない。
たとえば、1日の目標が10ピプスだとしよう。
その勝ちトレードが6ピプスで利確したとする。
そうすると、「あと4ピプス」という意識が芽生える。
そして、そんなに期待値や確率の高くないところでトレードする。
そのトレードは損切りとなり、マイナス6ピプスをくらう。
これで「あと4ピプス」が「あと10ピプス」になった。
遠のいた目標を、なんとか達成したいと、さらにトレードをする。
1日の中で、そんなにトレードをするポイントはないのに…
そして損切り、損切り。
目標からどんどん遠のくその結果は
ついに「30ピプス取らないと目標に届かない」といったことになり
その心理は”負けを取り返したい”に似ている。
30ピプス利確の、損切りなし。
といった設定でポジションを放置するようなことをしてしまう。
「そんなバカな奴いないだろう」
と思うかもしれないが、私はそうだった。
”目標〇〇ピプス”という設定が悪いわけではないが
その捉え方を間違うと、諸刃の剣。
「一ヶ月100ピプス取れたらいいな。」
目標設定で、「できたらいいな」は禁句。
「出来なくてもいい」という意味が含まれているから
ここぞという時に動かなくなる。
しかし、相場はそれでいい。
そのくらいゆる〜い感じでやっていくと
やらない日があってもいいし
5ピプスの勝ちトレードも、損切り2連敗もあっていい。
しかし注意しておくが
その緩さを体得するまでに
あなたのトレード手法が、長期的にプラスになる確信があるかどうか
その検証を、ゆる〜く行ってはいけない。
いつまでたっても勝てない、面白くないFXをするハメになる。
目標ピプスは諸刃の剣。
このブログも第100号まで来た。
1号から欠かさず読んで下さっている方がいるとすれば
本当にありがとう。そして、今回も
最後までお読み頂きありがとうございました。
