こんばんは、白土です。
前回のブログでは、
【一つ一つのトレードに集中する為の、
具体的な意識の使い方】
を深掘りしました。
➀全体の場面判断
➁実際のトレードのイメージ作り
➂エントリーのタイミング
➃トレード中に意識すべき事
➄次のトレードの準備
全ての段階のおいて、
何に集中すべきかが
決まっているか？
それとも、曖昧か？
それがダイレクトに
メンタルに反映されます！
結果に反映されます！
なので、トレードで勝ちたければ、
『絶対に必要』だと心得ておきましょう。
では、今日はそれらのイメージやルールを、
具体的にどうやって作って行ったら良いか、
そこを深掘りして行こうと思います。
ただし、テクニカル的な話は
ここではやりません。
テクニカル的な話は、
メルマガ・セミナー・講座などで
みっちりとお伝えしていますので、
そちらで聞いてください！
このシリーズは、
「メンタル」に特化していますので、
メンタルの切り口で深掘りして行こうと思います。
そこで、皆さんに１つ質問です。
「人間は、一度に幾つの事に意識を向けられると思いますか？」
例えば、車の運転をしている時、
アクセル・ブレーキ・ハンドル・計器類
前方の様子・後方の様子・信号・・・
色々な情報を一度に処理する必要があります。
それらの情報の中から、
１度に幾つの事に意識を向けられると思いますか？
２つ？
３つ？
いやいや、１０個以上？
実は、
答えは、
１つです。
どういうことか？
人間は、１度に膨大な量の情報を受け取る事が出来ます。
諸説ありますが、私たちの目は、
１瞬の間に２億ビットの情報を受け取っているそうです。
ただし、その膨大な情報を
すべて「意識」できているわけではありません。
例えば、前の車に意識を向けていたら、
見えていたはずの信号が黄色に変わった事に
気づかなかったとか・・・
「見えていたのに、意識できていなかった」
そんな事はしょっちゅう経験していると思います。
では、２億ビットの情報を受け取ったうち、
「意識」できる情報量は、
何ビットだと思いますか？
1000万ビット？
100万ビット？
１万ビット？
これも、諸説ありますが、
実は、
たった
「134ビット」
と言われています。
２億ビットのうち、
たった134ビットしか
意識できていない！？
２億ビットを東京ドームの面積（観客席を含む）に例えるなら、
134ビットとは、ホームベースの大きさ程です。
つまりは、１度に意識を向けられるのは、
たった１つだけ。
それほどまでに小さな意識で、
毎秒毎秒、大量の情報を
一生懸命に頑張って処理しているわけです。
では、なぜ車の運転などの
複雑な情報処理が可能なのか？
それは、「無意識の習慣（プログラミング）」
という力を上手く利用しているからです。
例えば、一度アクセルの踏み込み方を練習して、
「こんなもんか」という感覚を掴んだとします。
そうすると、その感覚が無意識の習慣として
プログラミングされて、
次に「アクセルを踏もう」と思った時に、
意識せず「無意識的に」やってくれます。
そうやって、一つ一つ身体や脳に覚え込ませていくと、
ほぼ、無意識的に運転が出来る様になります。
皆さんが、『今夜のごはんは何かな？』と考えながら、
ほぼ自動的に車を運転できるのは、
全て、今までにプログラミングした
「無意識の習慣」
のおかげです。
運転が初心者の人に、
アクセル・ブレーキ・ハンドル・計器類
前方の様子・後方の様子・信号・・・
一度に全部を意識するように教えたら、
絶対に出来ませんよね。
しっかりと身体や脳に、
覚え込ませていくから、
運転が出来る様になるわけです。
では、この脳の作りをFXに応用します。
例えば、皆さんがトレードのルールを決めて、
紙に書きだしたとします。
「こうなったら、こうして、
あーなったら、あーして…
かなり具体的に細かいルールを作ったので、
どんな展開にも対応できるぞ！」
そうやって完璧なルールを作り、
早速トレードを開始。
さて、どれだけのルールを
同時に意識できるでしょうか？
そう、答えは、
１つだけ。
そうなんです、
幾ら頑張っても、
134ビットでは、
意識できるルールが限られてしまいますｗ
なので、ルールを作ったらやるべき事。
それは、
「無意識の習慣へと落とし込む」
というプロセスです。
このプロセスをやれば、
他の事を考えながらでも、
良いトレードが出来ます。
逆に、これをやらなければ、
絶対に良いトレードは出来ません！
出来るわけがありません。
なにせ、134ビットですからね（笑）
という訳で、本日のポイント；
「集中すべきルールは、
【無意識の習慣】に落とし込まないと、
絶対に使い物にならない」でした。
次回は、【無意識の習慣】に落とし込む為の
『超一流選手のコツ』を
お伝えしたいと思います。
本日も、最後までお読み頂き
ありがとうございました^^
