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日本はなぜ植民地にならなかったのか? その6

前回までは明治維新の裏の功労者、
水戸藩2代目藩主・水戸黄門様のお話。

日本はなぜ植民地にならなかったのか? その5
日本はなぜ植民地にならなかったのか? その4
日本はなぜ植民地にならなかったのか? その3
日本はなぜ植民地にならなかったのか? その2
日本はなぜ植民地にならなかったのか? その1

時を幕末にうつして、
明治維新と水戸藩の関わりについて
お話ししていきたいと思います。

黒船来航・・・
薩英戦争・・・
下関戦争・・・

これらなどをキッカケに
欧米のチカラを思い知り攘夷が
必要だという考え方が広まり・・・

などなど明治維新のキッカケと
いわれているものはたくさんありますが、
私は歴史家ではないのでわかりません。
ので割愛しちゃいます。

裏側はわかりませんが、
目的はどうであれ

「政権を朝廷へ!幕府を倒せ!!」

といった感じで思想から
変革へと時代は動いていきます。

その当時、日本の文化や
様々なもののお手本であった大国、
中国とインドが欧米列強から搾取されている
というショッキングな情報も
かなり影響していたらしく、
改革を急ぐ声は日増しに強まっておりました。

幕府の諸外国に対する弱腰外交も
さらに火に油をそそぐことになります。

また、この諸外国への対応などで
幕府の権威も落ち、
各地で一揆なども発生するように
なったことも維新をさらに推し進める要因になりました。

「諸悪の根源は徳川幕府だ!!」

おそらくこんな感じであおったりもしたでしょう。
まぁ諸悪の根源という言葉を使えば
民衆も利用しやすい。
困りごとを他人のせいにしてしまうというのは
結構効果的らしい。感心はしませんが・・・。

しかしここはあまり歴史では
語られていないところですが、
時代が荒れてきたとはいえ
まだまだ軍事力は徳川幕府に及ぶものなど
ありえません。

前回までで少しお話しましたが、
軍事・経済力はかなりが中央政権に
集まるシステムになっていて、
これを増強しようものなら法律違反で
メッタメタにやっつけられてしまうような
システムがきちんとあったからです。

ここで再度登場するのが
時の15代徳川慶喜将軍。

一説には世にこれ以上の混乱を
招きたくないのでその手段として
大政奉還を行ったとされています。

ちなみに、大政奉還は
幕府の権力を無にして朝廷が政権を
とるというような意味ではまったくなかった!

詳しくはwikipediaにのっておりますが、
自分がイメージしていたものとは
まったく違っていて、
大政奉還後も徳川慶喜が最高司令官で
それが何かのクーデターによって
ひっくり返されたらしい!!

大政奉還=政権交代は間違いだった!

まぁその辺の歴史は割愛するといたしまして、
新政府軍が徳川の旧幕府を刷掃するために
『戊辰戦争』が起こることになります。

薩摩・長州が中心の新政府軍・約5000

対するは徳川の旧幕府軍・約15000と新兵器

3話目にも話が出てきましたが、
軍事力を考えれば圧倒的に徳川。
まともに戦えば勝利は間違いがない。

まともに戦えば軍事的な勝利は間違いがないが、
両軍がまともにぶつかることなく、
この出来事がキッカケとなって
急速に幕府のチカラが衰えていきます。

かくして政権が明治政府に移行していくことになるのですが、
ここからお話していくのは
なぜ徳川慶喜は撤退を選択したのか。
これについて触れていきたいと思います。

徳川慶喜公の出生。

天保8年(1837年)9月29日、江戸・小石川の水戸藩邸
にて第9代藩主・徳川斉昭の七男として生まれる。
慶喜は、2代目藩主・光圀に感化され、
嫡子以外の男子は国許(水戸)で教育するという斉昭の教育方針に則り、
天保9年(1838年)4月(生後7ヶ月)に江戸から水戸に移り、
弘化4年(1847年)8月に幕府から一橋徳川家相続の含みで
江戸出府を命じられるまで、9年間を同地で過ごした。

ここで再度登場するのが
水戸黄門こと水戸光圀公。
この方のお話については4話目と
5話目をみてね!

徳川慶喜公と水戸藩には大きなつながりが
あったのです。

水戸藩が推し進めた一大事業
『大日本史』

これを編纂するにあたり、
「日本はどういう国なのか?」
ということに行き着きます。

日本はどういう国であったのか?
それを調べていくと

「日本は天皇を中心とした国である」
ということがわかりました。

初代は神武天皇をはじめとされ、
天皇を中心として国がひとつにまとまっていた。

大日本史の詳しいこと(わかんないから・・・)
は割愛します。

しかし、この水戸藩の歴史事業が
明治維新に大きな影響を与えることに
なったのは事実です。

そして、代々の水戸藩では
尊王の教えが2代目光圀以降
強く受け継がれてきました。

水戸藩は光圀公の時代から皇室を尊ぶということを
すべての基準にしてきたのです。

慶喜公の父、斉昭も同様の志しを貫き、
常々の教えも、
我らは幕府をお助けすることは勿論であるが、
これから後、朝廷と徳川本家との間で争いが起きて、
戦争でもするような大変なことにもならないとも限らないが、
そのような場合には、水戸家はどんな状況になっても、
朝廷に対して弓を引くようなことはしてはいけない。

これは光圀公以来の代々受け継がれて来た教えであるから、
絶対におろそかにしたり、忘れてはいけないものである。
もしもの時のために伝えておく。

と教えられてきたそうです。

ここで日本資本主義の父といわれ、
銀行を初めて日本に創設し、
経営者のみならず多くの方々の
指標とされてきた渋沢栄一のお話が
わかるリンクを貼っておきます。
(いい話だよ!!)

http://www.komonsan.jp/kura/post_57.html

新政府軍の中心人物、
初代内閣総理大臣である伊藤博文と
旧幕府軍の中心人物の徳川慶喜のお話です。

また、旧幕臣や明治政府に不満を持つ武士など
とは決して会わなかったといいます。
自分がこうした武士たちに
担がれたらどんな混乱を起こすか、
自分の言動がどう政治的に利用されるか
解り過ぎる程に解っていた聡明な人物でもありました。

維新政府の足元が固まるまで、じっと30年間逼塞していた彼は、
ある意味では明治政府にとって最大の功労者の一人だったのかもしれない。
大方の歴史上の人物は何事かをなして名を刻まれる。
しかるに、何もしなかったことが功績として記憶に残る人物というのは珍しい。
毀誉褒貶(きよほうへん)の激しさと共に、稀有な存在であります。

とも評されています。

このような背景もあり、
戦えば軍事的勝利は間違いなしと
いわれた状況でも、

「皇室に絶対に弓は引くまい」

という水戸藩代々の尊王の教えから
日本の壊滅的な戦争が始まってしまうことはなく、
そのことから国が疲弊することなく
政権が移行出来、急速に欧米へと
追いついていくことが出来たと
最近の調べでわかってきたそうです。

欧米が裏で手を引いて内乱を起こし、
その混乱に乗じて『植民地化』してしまう
(薩長の裏にはイギリス、
幕府の裏にはフランスが
それぞれ手を引いていた!)

この日本にとって最悪の事態は
色々な要素がかみ合って回避されたといっても
いいと思います。

水戸藩が日本の歴史事業を編纂し始め、
その影響が約200年もの時を経て
明治維新に繋がっていったのです。

いや~、歴史って深いし面白い!
っと私は思ったので今回の記事を書きました!

日本の歴史の父といってもいい人が
あの水戸黄門様だったとか、
明治維新の舞台裏や徳川の江戸時代の
お話などは知らないことばっかりで
とても調べていくうちに楽しくなっちゃいました!

日本の歴史を正しく知りたいという
水戸藩の志から始まり、
それが欧米列強の日本植民地化を
防ぐ一つの要因になり日本を救った。
繋がりとは面白いものだなぁと感じます。

また、始めの方のコラムにも書きましたが、
日本の歴史だけでなく
日本が世界からどう思われているのか
当の日本人は知らないというのも
なかなか面白く感慨深い話でした。

「日本は素晴らしい国なんだから
その日本人はもっとそのことを
誇りに思っていいのに!」

外人さんもこんな感じに思っているそうです(笑)

ちなみに日本は江戸時代にはすでに
世界の中でも一位だったかもしれない
といわれるぐらいの豊かさがあったそうな!
(軍事力から欧米に見劣りしているような印象が
ありますが、それ以外はかなり優れていたらしい!)

日本は昔っからいい国なんですね~!!
確かに日本人であることは誇れます!

遠く離れたイスラエル(中東)でも
こんな話があります。
街中でイスラエルの人に

「どっから来たんだい?」

日本から来たと答えると、

「あぁ、日本。
good peopleの国だね。」

とイスラエルの人は答えたそうです。
遠く離れた中東の国からも
そう思われているとは嬉しいお話です。

もし何かあったとしても、
「私は日本人だから大丈夫!」

って思えるようになったら
それは大変素晴らしいなぁと
私も思います。

ちょっと長くなっちゃいましたが、
今回の歴史コラムに触れて
自分はいい国に生まれたなぁ!
幸せ者だなぁ!

と改めて思えたのが収穫です!
また何か記事を書くことがありましたら
どうぞよろしくお願いいたします!

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