皆様より一足先に
寒さとは何かを体験してきたりゅうおうでございます。
では前回に引き続き
ガンジス河のお話。
(心臓が止まってしまう!)
(別に死んだって構わないだろ!
いっちまえよ!!!)
という心のせめぎあい、
というか寒すぎてアタマまで
入れない状態がしばらく続きます。
かれこれ何分かたったかわからないが、
5秒に1cmずつぐらい身体を沈めていきます。
(うわぁ・・・まるで温泉だ・・・。)
心の中でどう思いこもうとしても、
寒いものは寒い。
というより心臓が止まってしまう。
日の出前、景色は真っ暗。
河に入っている人なんて
もちろん周りには誰もいません。
そこにいるのただ一人、
日の出ずる国から来た青年。
おみくじは基本、大吉を引きます。
・・・・・・・・
そこからまた時間が過ぎ、
どんなに冷たくてもやはり身体が慣れてくるのか、
ついに胸より上をガンジスに投じてみようかという気持ちが起こってきます。
(ガンジス沐浴で心臓マヒになったら伝説に残るな!)
そういう気持ちが起きてくればあとはカンタンです。
1・・・2・・・3 !!!
・・・
・・・・・
・・・・・・・
「ブハァッ!!!」
心臓は止まりませんでしたが、
呼吸が止まりそうになりました。
「ガンジス、ありがとう・・・」
身も心も綺麗になりましたとさ。