スワップポイントとは、FXで得られる利益のひとつで、2つの通貨の金利差のことをいいます。
通貨にはそれぞれの国が定めた金利があります。たとえば日本なら、金利は年0.5%です。1年間保有すると0.5%の利子がつくわけです。
ところが、日本の金利は世界的に見ると、超低金利です。米ドルなら2.0%、ユーロは4.0%、豪ドルは7.25%、南アフリカランドはなんと11.5%という高金利です。
このような2通貨間の金利差をスワップポイントといい、FXでは、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買い、そのポジションを維持すると、維持した金額と期間分のスワップポイントを受け取ることができます。
たとえば米ドルなら日本円との金利差は1.5%です。1万ドルの買いポジション(100万円で1万ドルを買った)を1年間維持すると、15,000円の金利差を受け取れるわけです。
→ポジションと決済
金利の高い通貨を買って、持ち続けるだけでスワップポイントが入ってくるので、スワップポイントでの利益を狙って投資する人も多いです。
ポジションを持った日数分もらえる
スワップポイントは、ポジションを維持した日数分もらえます。毎日決まった時間に加算され、ポジションを持ったままその時間を経過すると、その日のスワップポイントが加算されます。このようにポジションを持ったまま翌日まで持ち越すことを、ロールオーバーといいます。
満期にならないと金利がプラスされない外貨預金とは違い、毎日スワップポイントを受け取れるのがFXの魅力のひとつでもあります。
(スワップポイントが加算される時間帯や、実際のスワップポイントは、取引会社によって異なります。)
またスワップポイントは、証拠金の金額ではなく、取引する額をもとに計算されるので、レバレッジをかけて取引額が大きい場合は、その分スワップポイントも大きくなります。
スワップポイントは支払うこともある
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買えば、その金利差がもらえるわけですが、逆に高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買い、そのポジションを持っていると、スワップポイントを毎日支払わなくてはなりません。
たとえば、外貨を売りから入って、円を買う場合などは、スワップポイントを支払うことになります。
→売りから始める空売り
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