こんばんは、白土です。
先週末はＳＴＡＲＳ全国セミナー最終地
東京会場に顔を出していました。
ご出席頂いた皆様、ありがとうございました！
その中でも「場面判断」の大切さをお伝えしましたが、
今がトレードすべきか様子見すべきかの判断は、
非常に重要になってきます。
ちなみに「今の相場は」と言うと
ドル円に関しては、先週末から動きづらい相場になっています。
大きな抵抗を抜けて来るまでは「待ち」の姿勢です。
海の波のように、
また、やりやすい相場はやってきます。
それまでは大切な資金を守りながら、
しっかりとチャンスを待ちましょう。
さて今回は、
先週の沖縄の行き返りの飛行機の中で読んだ本に、
面白い記述があったのでご紹介します。
その本は、
世界情勢の戦略家、
「エドワード・ルトワック」さんのインタビューをまとめた、
「中国（チャイナ）４．０」
という本です。
今の中国が何を考え、どんなビジョンを描いて
世界の中で行動しているのかを、
戦略的な観点から解説してくれている本ですが、
この中で、世界の強国同士の攻防の根底に流れている
一つの原理原則が書かれていました。
それは、、、
「陰極まれば陽となり、
陽極まれば陰となる」
いわゆる、「陰陽論」の事です。
この陰陽論についてこう解説されていました。
「戦略において今日成功したものは、
明日は必ず失敗する。
なぜならそれは今日成功してしまったからだ」
「今日成功したから、明日は必ず失敗する！！？？」
いったいどういう事？？
相手のある勝負の世界において
「絶対勝つという方法が見つかると、
面白い事にその方法は明日通用しなくなる」
というのは、なんだか面白い力学ですね。
実際にこれまでも、
強国同士の大戦において、
「絶対勝てる」という戦術が出てくると、
それを防ぐための方法を全力で探すので、
結果的に「絶対勝てる」戦術が
通用しなくなってきたそうです。
これを読んでいて、
「ＦＸも一緒だな」
と思いました。
つまり、ＦＸにおいても、
「絶対勝てる」手法を探しても、
いつかその手法は勝てなくなります。
国同士の対戦、スポーツの世界、投資の世界など、
人と人が対峙する世界では
この原理原則が共通するみたいですね。
なので、その原理原則に逆らって
「絶対勝てる手法」を探すのは諦めた方が良さそうです笑。
むしろ、どの「手法」を選んでも良いので、
それを場面に合わせて使いこなし、
合わない場合はじっと静かに待つのが得策です。
この逆説的な感覚をうまく活かすと、
不用意な負けが減り、
勝てるときにしっかりと資金を増やせます。
是非、活かして下さい!
本日も、最後までお読み頂き
ありがとうございました^^
