人生2回目の起業、
かなり運も良く、
半年もしないうちに生活だけは出来る状態になっておりました。
しかし元々は大儲けしたいことがキッカケで
始めた独立開業。
出だしは好調だったものの
ある金額の壁を越えられませんでした。
(う~ん、このままでは雇われと変わらないぞ・・・)
土日などはお客さんが比較的来てくれますが、
平日がまばら。
その平日にお客さんが来てくれるような戦略は・・・
考えてみてもなかなか思い浮かびません。
お客さんに紹介をお願いしてみたり、
チラシをさらに刷ったりしてみましたが、
微増はするのですが大きく数字に表れるところまではいきません。
(どうすればいいだろう・・・)
考えてはみますが、
やはり効果的な策は出てきません。
やはり人あってのものですので、
焦らず地道にやっていくものなのかもしれませんが、
当の本人は焦りばかりが先走ります。
月日は過ぎていきますが、
収益が伸び悩んでいる状態、
実際は違うのかもしれませんが、
停滞感ばかりが強くなっていきます。
停滞感が強くなるのに伴い、
未来への不安も強くなっていきました。
(このままで・・・このままで本当に大丈夫だろうか?)
確かにこのままやっていても、
普通に生活していく分には問題ないと思いました。
ただ家庭をもったり、
普通の生活以上の毎日を送れたり
というのはまったくイメージ出来ませんでした。
このままいたずらに月日を重ねても、
何も達成することがないまま
人生が終わっていくのでは・・・・・
自分の未来に対して
ネガティブな印象しか出てきません。
(俺はこのままこの仕事を続けていくべきなのだろうか・・・?)
こうなってくると仕事への
モチベーションも上がってきません。
新たな営業活動をする気にもなれず、
収益は頭打ちのままでした。
お客さんの喜びこそすべて、
こうなれたら良かったのかもしれませんが、
自分の生活に対して満たされていない感が非常に強く
まったく心の余裕がない状態でした。
そういう状態だったので、
他の収益を得る方法を探していくのは
必然の出来事だったのかもしれません。
それと同時に今の職業に
見切りをつける時が来る事を
その当時にも薄々感づいていたのかもしれません。
(何かもっと自分に合った仕事はないだろうか?)
無意識のうちにこういうセンサーが働いていたのだと思います。
そこからまた月日が過ぎていく中で、
ある小さなキッカケから
まったく違うジャンルにチャレンジしていくことになりました。
それは偶然にも先祖代々からの因縁ともいえるようなものでした。