今日も、ここへ来てくれた
あなたに感謝します。
朝日です。
最初の頃、私はいったい何の手法でトレードしていたのか
あまりはっきりと覚えていません。
それくらい曖昧だったのです。
STARS的にいうところ、『カウンター』でトレードしていたような気がします。
基本的に、逆張り的な手法で「行き過ぎてるから、戻るだろう」
という心理のもと、勢いのあるブレイクをした後の先端を逆張りで掴もうとする手法
勢いがあれば有るほど、戻っていくpipsを取れると思っていたので
政策金利とか、雇用統計とか
そういう大きい指標発表の時なんて、興奮度MAXでした（笑）
いま思うと、何とも危険な手法…
いえ、危険というか大ダメージ追いまくりでした。
そんな私には衝撃的な出会い。
STARSメソッドという、３つのルールを知りました。
・ブレイク
・リターンムーブ
・カウンター
の３つです。
どれか一つに絞り、徹底的に磨いていきます。
日本食、イタリアン、中華って、もし料理人になるなら
まず一つに絞って決めて極めろ！という感じですね。
おもしろかったのは、そこに私が元々やっていた手法が入っていないという事（笑）
ブレイクした先端の高値・安値を逆張りで掴むなんて
どこで反転してくるか、定めづらいし、わからないですからね。
さらにイタい事に、『損切り』や『資金管理』なんて全く知りませんでしたから
例えば含み損になって、損失で決済する事が、一回目は出来ても
即、ドテンで再エントリーします。
だって負けて終わりとか悔しいし、負け分を取り返したいじゃないですか。
じゃぁもし、再エントリーしたポジションが、また損失の方向にいったら？
…戻って来るまで放置！！！笑
っと、まぁ典型的な負けトレーダーだったわけです。
３つのルールを知って実践したからといって
勝てるようになったわけではありませんが
そのルールを知る事によって、勝つ確率は格段に上がりました。
水平線を引いて
１点目、仮ライン。
２点目で、ラインが確定。
そのラインへ、３点にさしかかったら
ライン抜けたところで逆指値でエントリー。
ブレイクを狙った、超シンプルなエントリーです。
効いているラインを引く事が出来ていくと、含み益になる確率が上がりました。
「すごい！これで勝っていけるぞ！」
と、確信したか私は、すぐさま枚数を上げてトレード！！
これで勝っていける！としか思っていない。
これまでの負け分をこれで取り返すぞ！と意気込む。
１０回取引して、９回がプラスで終える事ができたら
「ほら、やっぱり！これでいけるぜ！」とも言うか、自信満々。
１０回中１回だけが、たとえ逆行していったとしても
疑うことなく「大丈夫。必ず戻ってくる」と言い聞かせる。
いい意味でプラス思考、悪く言えばバカです。
もし
９回の勝ちトレードが平均でプラス５pipsでだとして
１回の負けトレードが５０pipsだったら？
勝率は９０％になりますが、資金はどんどん減っていきます。
さらに
５pipsで９勝すればプラス４５pips。
もし最大枚数が１０枚で、それで取引していればプラス45000円。
資金が増えたということは、ドル円だとすれば、次からは枚数を増やせます。
そこで１１枚で取引をした時に、もしその１回がマイナスに膨らんだら？
「大丈夫。必ず戻ってくる」と言い聞かせて
マイナス５０pipsに膨らませていれば、マイナス５５０００円。
１０枚で取引していた時の、プラス５pipsで１１回分に相当します。
もう、お分かりだと思いますが破産が待っています（笑）
当時の私は、こういう部分が全く考えれていなかったわけで
FXは資金が複利的に増えていく、曲線ができる事に魅了されていただけで
破産への道も、曲線で導かれていること。
感情に左右され、損切りができず、資金管理ができず
ざくざくと資金を市場へ送り出して行ったのでした。
「せっかくプラスが出るポイントを見つけたのに！」
「勝ちトレードが圧倒的に増えたのに！」
「なんで毎月マイナスで苦しんでいるの？」
これが全く、わからなかったんです。
こんな時、多くの人はまた違う手法探しに行くのかもしれません。
しかし、そこに勝っているトレーダーがいるなら、聞けばいい。
そして返ってきた答えは…
「損切りしましょう」
うーん。やっぱり。
わかっちゃいるけど、他に何か画期的な方法はないものか？という気持ち。
損切りされてから利益の方向に行ったら、機会まで損失している感じがします。
だから客観的に見ると、わかっちゃいない自分（笑）
わがまま言ってても、勝てていない。
ここらへんでそろそろ勝ちたい。
『損切り』をやるメリットが、正直あまりわかりませんでしたが
”ハミガキ化”させていけば、なにか見えてくるかも？
ということで徹底的にやって体感するしかないなと、なりました。
実際は、すぐに身にならず、苦戦しました。
『勝てるスタイルを作る』というのは
改善点は、人によって様々だと思います。
その改善点も、聞けばわかる。あとは、それを実行する。
こうして一歩ずつ、勝てるスタイルへ近づいて行くのでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
