まったく自分が悪いとは思っていないのか、
悪いとは思いつつも自己防衛のために主張をするのかはわかりませんが、
どうも人というのは自分が悪いとは
決して認められないものらしい。
しかしどんな問題でもどちらか一方が
１００％悪いというのはありえないもの。
「大体のケースは半々、
よくて４：６、こちらが３で向こうが７悪いというのは
非常にまれです。
しかし、どんなケースでも相手が１００％悪いと
主張する方がほとんどなのが裁判です。」
弁護士さんでもこう言うのだから
やはり自分が悪いと認めないのは
人間の本能的な部分が関係しているのかもしれない・・・。
何かささいな言い合いなども
バカらしいもので、
自分に４割でも悪い点でもあると思っていれば
なかなか起こらない。
「自分も悪い点はあるとは思うけど！」
言い合いの最中にこういう
セリフはよく出てくるものですが、
もし自分に４割でも悪い点があると
本当に思っているのならば
そういったセリフが出てくるはずもない。
まぁクチで自分にも悪い点はあると言っているだけで
心からは思っていないのだ。
しかも当の本人はそれに気づいていないから
さらに状況は悪化する。
そして相手方は
心にもない弁明をされたことから
さらに怒りが増し増しになり、
言い合いはエスカレート。
ここでどちらかが
（不毛な言い争いは馬鹿馬鹿しい・・・）
と大人になることが出来れば
これ以上問題は大きくならずに
無事平穏にいくのだがなかなかそうはならない。
怒りに火がつきまくると、
なんとかして自分が正しいことを
貫き通そう、相手が悪いのだから徹底的にころしめてやろう。
もちろん言い合いの表現では
そんな言葉として表れてくるものではないが、
相手に譲ることなく自分を通そうとすることに変わりはありません。
そしてもちろんいい結果になることもありません。
いい結果になることがわかっていなくても
自分の感情を優先させてしまう。
やはりこれも本能に近い部分が働いているのかもしれません。
しかし、感情的な部分が多くを
支配している段階では自分の望みが叶うことはありません。
目標を達成することよりも、
一時的な何かの方が優先されてしまっているので、
いつまでたっても目標に必要な行動を積み重ねることが出来ないからです。
しかも目標を達成するための行動というのは
数回やるのではなく、ある一定以上の期間積み重ねなくてはいけないからタチがわるい。
悪友からの誘惑や、
自分の悪癖がジャマをしようとも
（この時間はこれをやるんだ！）
という信念がやはり必要。
もちろん家族から急な用事が入ろうとも、
仕事で急な用事が入ろうとも
成功に向けての行動というのを中断しないという信念。
一見悪友や自分の悪癖のジャマと
家族や仕事の事情というのは大きく異なるように見えますが、
目標達成のための障害という点からみると
まったく大差がないばかりか、
むしろ家族や仕事の方が行動を中断するための
大義名分があるのでそう考えると・・・。
（用事が終わった後で寝る時間をちょっとだけ削って
本来やるべきことをやれば問題なし！）
誘惑に負けてしまった場合には
（またやってしまった・・・）
といった感じで後悔になり、
それが反省につながり
（今度からはこうしよう！）
と改善につながる可能性も高いですが、
『仕方ない用事』だとどうしても
『仕方がなかった』ので反省がとてもしにくい。
『仕方がなかった』のだから
それ以上の理由もありません・・・。
それが善いとか悪いとかではなく、
目標達成するためにクリアするべき
原因の一つとなっているということです。
何かを達成するためには
この家族と仕事を本当の自分の味方に
していくための工夫が必要となってくることは
言うまでもありません。
家族・仕事が目標達成の敵ではなく、
最大の応援者になってくれれば
もうこれは目標が半分以上達成されたようなもの、
って感じもしてしまいます。
まぁなんとなくですが
そうなったら目標を達成していなくても
幸せになってしまいます。
周りの環境が自分を応援してくれているのか、
足を喜んで引っ張ってくれているのか
では当たり前ですが全然違います。
何事においても周りの環境が
自分の潜在能力をより高めてくれるように
していく感性というのは何事にも役にたちそうです。
ちょっと話が飛んでしまったので、
次回は自分が悪いとは思わないことと
それをＦＸに絡めたお話をしていきます。
